保護猫譲渡るーむ(仙台市 あにまるロック診療所)

仙台市のあにまるロック診療所です 当施設に保護猫の譲渡施設 保護猫譲渡るーむを設置しました~ 性格重視の飼い易い猫ちゃんが、常時8頭前後在籍してますので、 よろしくお願いいたします。  高齢者、単身者、小さなお子さんがいらっしゃる家庭の方でも安心して 飼っていただける子ばかりなので皆さん会いに来てください

仙台市のあにまるロック診療所です。
保護猫の譲渡施設である「保護猫譲渡るーむ」を開設してます
 かなり、面白い部屋ができたので、皆さん遊びに来てください

お部屋開放日 平日18時~21時、土日祝日10時~17時
080-4405-0196
(訪問アニマルクリニック浜口およびあにまるロック診療所共通)
土日祝日専用ダイヤル022-200-6154 
不定休
見学ご希望の方は必ず事前にお電話ください
専属スタッフによるSNS発信中
こちらでは、猫たちの日常を発信していま~す
SNSのDMでも見学希望、お問い合わせ受付中
インスタ、X  @hogonekoroom
YouTubeチャンネル 「あにまるロック診療所」もご覧ください

2023年05月

保護猫るーむがスタートし、それに伴いスタッフがSNSを
立ち上げたのですが、SNSってすごいですね~
 お世話になってるボランティアさんであるゴンママさんの
SNS経由から、どんどん拡散され、キャリーを撫でてるだけの動画は
なんと2万アクセス
 そして、ある平日の夕方1本の電話が・・・。
「猫を見たいんですけど・・・」
なんと、車がないので電車、地下鉄、バスを乗り継いできたらしいです。
 聞けばマライア・キャリーをずっとSNSでチェックしてて
会いに来たとのことでした。
 そして、入室していただきしばらくすると、マライアさんが
こんな状態に
マライア譲渡2

マライア譲渡

猫は初めて飼う方らしいですが、実家では猫は飼っていた
ので、初心者感はゼロ。
無茶苦茶慣らすのうまーい
 こりゃ即決定です!
記念すべき譲渡第一号はマライアさんでした~
 そして、里親さんの飼育準備が整ったところで、ご自宅に連れて
行き譲渡契約書を結んで譲渡成立
 その後キャリーさんもとあるファミリー宅に即決定!
2か所とも、初めて猫を飼うというご新規さん。
 こういう譲渡活動って既に飼っている方のところに行くもんだと
思っていたのでかなり以外な譲渡先でした~
 猫飼育の新規拡大に貢献できるなんて素晴らしいと思いませんか?

でも、マライア・キャリーはインフルエンサー猫。
来る前から人気抜群だったので、これは既定路線だった
かもしれませんね。  
 でも、やっぱ結果が出るって、気持ちいいですね~
これからが本当のスタートですから、これで満足せず
譲渡活動頑張るぞ~

当るーむのシステムは、7~8頭の枠で常在させて
譲渡を探し、決まれば新メンバーを補充するという  
 サイクルシステムです(私はテレビ番組のあいのりを意識してます
ずっとこの部屋にいたほうが幸せなのでは?
と考える方もいるかもしれませんが、
どんなにいい環境でも多頭は多頭。
 
 縄張り動物である猫にとっては、個人の方に飼ってもらい、
個別に手をかけてもらうことが幸せに間違いありません。

だから、どんなに部屋に馴染んでいても、できるだけ早く譲渡先を
見つけてあげたいという信念でやっています。
 

 動物取扱業の関係と猫トイレの数の観点から、9頭がリミットですので
7~8頭で管理して出戻り枠を1~2頭空けておくというのが理想です。
 SNSで個別にご紹介していますが、
ストーリーも大事なのでSNSとは違った観点で
まとめてご紹介します。
 
尚、名前ですが、飼ってる感じになるので、
本当はつけたくありませんが区別をつけるのと発信のため、
そしてコミュニケーションをはかるために、
あいのりのようにニックネームとしてつけています。
私が覚えやすように直感でわかりやすい名前で呼んでますので、
新しい飼い主さんがすぐ変えたくなるように、単純な見た目、
激励を込めた皮肉でパッとつけています。
年齢は推定(2023年5月現在)

一期生(3月4日)入室

アビ メス3歳
アビ柄といわれる、アビシニアンっぽい柄なので、アビです
ビビりで最初は威嚇も結構あってかなり心配な子でした
1カ月くらいは、ほぼこの顔
「人間なんか信じられな~い」って顔でした

04

2カ月くらいでようやく若干ではありますが、心を許してくれ
はじめました。
顔つきも優しくなってます

アビ

優しくていい子なのですが、アピール下手
見た目はいいから、そこをアピールですね。

まぼ メス、3歳

03

見た目ゴージャス
写真だけなら、ダントツの猫です
が、しかし極度なビビりというか、小心者というか、引きこもり?
全く出てきません。
 触るどころか、姿すら見ない日が続いたため
「まぼろし~」というようになり、まぼになりました。
皮肉たっぷりの可哀そうなニックネームなのに、なぜか好評でして
名前が可愛いとか、まぼちゃんを触ってみたいとか、皆さんとても
気にかけてくださる幸せ者です。
 しかし、基本
陰猫どころか闇猫
暗闇に黒い猫
歩くときも足音が静か、声も聞いたことなし、
咬んだり、引っかいたり、いたずらしたりも一切なし
身を潜めるスペシャリストです。
でも、ある意味強烈な個性です
まぼ


ミケ メス、3歳
05


基本、陰猫組なのですが、気まぐれで出てくるというか
逃げそびれるというか、とてもおっとりしてます。
触れたときは、逃げずに触らせてくれます。
基本ノーリアクションですけどね。  
 三毛猫って結構、気が強いイメージなのですが、この子は
おとなしいし、お上品。
 とても飼いやすい子です。
高齢者とくにおばあちゃんに飼ってほしい。
なんて妄想しちゃってます。
単独飼育ならすごく癒し猫になってくれるはずですよ。

ミケ



2期生
3月11日入室


シマ
オス、2歳

何度もご紹介してきたので、もう充分伝わってますよね~
唯一の元ノラなのに、人間も猫もこの部屋大好き!
毎日、楽しそうです
 人が来ても、新入りの猫が来ても必ず挨拶してくれます
Fv1x4juaEAIIh_x

当るーむのリーダー兼モデルさんです。
10

こんなシマくんですが、決してこの部屋の飼い猫ではありません
他の猫と同じ譲渡待ちの猫です。
譲渡希望の方がいたら喜んでお出しします!
 皆さん遠慮せず、気にかけてあげてくださいね

3期生 
3月29日入室
おじさん オス、10歳 

DSC_0509

おじさん

「慣れっこいよ~」と言われ、ケージから出したら全力逃走
その後も絶対に心を許してくれません
 引き取り時は5歳と言われていたので、5歳なのに老けて見える
からおじさんと付けました。そして後に10歳であることが判明
「リアルおじさん」だったんです。
慣れっこい5歳のオス猫が、心を許さない頑固な10歳のオス猫
という二重詐欺にあいましたね(笑)
 ビビリのくせに隠れず常に出てて、触ってもノーリアクション
ちゅーるも猫じゃらしも絶対に反応しない、スーパー頑固おじさん
です。
 見た目も性格もちょっと譲渡には厳しいかもしれませんが、
行き場もないでしょうから、2~3年かけて慣れさせたいですね。

おじいちゃん オス、14歳
おじいちゃん初日

14歳と言われ、それなりには歳を意識したのですが、
14歳どころか22歳じゃん!
 そんなことから、おじいちゃんと付けました。
シャンプーや入院など手厚く看護してるうちに
私に無茶苦茶なついてしまい、いつも間にやら
飼い猫状態
FvhgJqYacAA37ZP

当るーむのスーパー癒し猫で
猫にも、人にも大人気です
 歯がないので、最初は食べたもの全部
口の横からこぼしてましたが、
最近は空中でこぼれ落ちそう餌をキャッチしながら、
器用にドライフードを食べています
 食い意地張ってるので、缶詰与えても他の猫に
奪われず、独占します。
おじいちゃん

私自身も大好きで、癒されていますが、でも 
決して私の飼い猫ではありません!
90歳の方でも飼えるくらい、心優しい癒し猫
なので、高齢者の皆さんよろしくお願いします!

4期生  
 3月29日入室 キャリーケース姉妹
キャリーズ

すでに詳しくご紹介したように、生まれてからずっとキャリーケースの中
で生活させられていたという、信じられない生い立ちの猫たちです。
エピソードの衝撃度
ビジュアル
マライア2
マライア

人懐っこさ
マライア3
FwEZ1rRakAEeVvo

当るーむに来る前から、ゴンママさんのSNSで
話題になっていて、ある意味インフルエンサーでした。
向こうでは、不幸すぎる生い立ちだからせめて高貴な
名前を付けてあげたいということで、ルビーとエメラルド
とついていましたが、個人的にその名を呼ぶのが恥ずかしくて・・・。
 キャリーケースからマライア、キャリーにするという
デリカシーのなさ
 トラウマをニックネームにするという現代最もやってはいけない
手法で名前を付けて批判されるはずが、これがまた好評
 一応この子達だけは
「ちゃん」付けではなくマライアさん、キャリーさん
と「さん」付けして、少し丁寧に扱ってきました。
スターだしね
 トイレができないのが最大のネックでしたが、シマ君が
教え込んで、比較的早くに克服
あまり長い付き合いにならなそうな子達でした。


以上がスタートメンバーの8頭です
みんな個性的で、愉快な仲間たちです

あにまるロック診療所
浜口 純



 

最初は毎日公開の予定でしたが、紆余曲折を経て
土日祝日の日中、平日の夜と限定的ではありますが、
2023年5月2日保護猫るーむのOPENしました。
 そのまま、GW後半に入るためスタートは6日連続の公開日
OPENっぽくいただいた胡蝶蘭をかざってでっかいポスターを
貼りました~

DSC_0679


PR用チラシも完成

IMG_20230516_152553
IMG_20230516_152636

さぁOPEN
陰猫だらけだったこの部屋も、8頭中4頭がアピール猫に成長し
楽しいお部屋になりました
OPENと同時にSNS(インスタグラムとTwitter)も始めましたので、
個別の猫の日常はそちらでチェックしてください。
よろしくお願いいたします。

その中の一部をご紹介しま~す

Fv1x4juaEAIIh_x
おじいちゃん
おじいちゃん2
FwJlulHaAAI4OVx
Fvf7CqcaIAEJv6O
FvhgJqYacAA37ZP
FwEZ1rQakAAtcWU
FwEZ1rRakAEeVvo
Fvfaga8aIAA9Y2L


おかげ様で、訪問客もまずまず来ていただいております
私が立ち会った時の感想としては、とにかく皆さん楽しそう
 猫を今スグ迎えたいという方じゃなくても大歓迎です
あなたが猫とふれあってくれることが、慣れ猫誕生につながります。
だから、遠慮しないでどんどん遊びに来てくださいね~
 そして、沢山写真撮って拡散してくれたらとてもありがたいです
みなさんのお越しをお待ちしております

あにまるロック診療所
保護猫るーむ室長
浜口 純









  

4月22日
待望の新メンバー合流です
実はこの4期生すごい経歴の持ち主なんです
 80代の高齢者の方が飼っていたのですが、生まれてからずっと
キャリーバッグの中で生活(軟禁)していたんです。
 理由が「おしっこで部屋を汚すから」
キャリーケースの中で3年間も運動もせず、トイレも垂れ流しだった
という壮絶な人生をおくってきた猫でした。
 話だけ聞くと、虐待の極みなのですが、そのお年寄り曰く
「可愛がっているんだ」と主張していたそうで、猫が憎いから虐待
というものではないのかもしれません。
 猫の飼い方を知ることができない情報弱者だったような気がします。
とりあえず、3月下旬にボランティアのゴンママさんが保護し、
キャリーケースからケージリハビリになりました。
カプセルホテルからビジネスホテルといった感じでしょうか?

キャリーズ昔2


この猫たちは見た目も可愛いし、小ぶりなんで、すぐにでも里親さん
が決まりそうなものですが、トイレを知らない、ジャンプを知らない
こんなんじゃ里親に出せないし、当るーむにも出せないということでした。
 そこから、ケージトレーニングの開始をして、最初はこんな
惨事だったそうです。
FshG85macAAkCDM-1


そこで、ペットシーツを敷いたら
キャリーズのトイレ

人馴れのほうは、もともと人しか知らない環境で育ったので、
かなり慣れっこいらしく、本当にかわいい画像がたびたび発信されていました。
キャリーズ昔


キャリーズ

ケージ暮らしの中たびたび報告は受けていたのですが、猫慣れしてないので
他の猫と一緒は心配とか、トイレがどうしても砂にできないとか
で、なかなかトレーニングの成果が出ないとのことでした。
 このままだらだらしてても、キャリーバッグ猫からケージ猫になっただけ
これで終わらせちゃいけない!
 そう思いまして、「どこにおしっこウンコしても掃除するから大丈夫」と
伝えて「棚板も自分なりに徐々に上るから・・・」と提案
 一歩前に進むということで、OPEN目の前に保護猫るーむ合流
マライア2

マライア
マライア3

1カ月の間、ゴンママさんに沢山愛情かけてもらったせいか、
最初からOPEN猫モードでした~。
 棚板もどんどん高いとこに行くようになり、上の釣り橋までわたる成長
伸びしろが尋常じゃないです
 そして、トイレですが、「トイレにシーツを入れるようにすればいい」
と言われ最初はそうしていたのですが、しません・・・。
でも、なぜか2人とも元気
 時々トイレ前の床におしっこがあったり、棚板の上にお供え物のようにウンコ
があったりはしていましたが、致命的な粗相はほぼ無し。
 トイレの前にシーツを敷いてそれには少しおしっこはしてましたが、
少ない。
 「トイレにしてんじゃない?」
というわけで、ノーペットシーツの賭けにでました。
そして、ある日トイレでウンコしてるシーンに遭遇
やりました~3歳垂れ流し猫がトイレ砂で排泄した瞬間でした~
思わず拍手しちゃいました~
 でも、ひとつ問題が・・・。
砂をかけない・・・。
 しかし、その直後
2期生シマくんが砂を掛けまくっています
「教えてる~」素敵な同僚愛です
その後、キャリー姉妹は2人ともちゃんとトイレでして
気持ちよさそうに砂かけてくれるようになりました。
 猫をみて学ぶ
この部屋の不思議な力実感した瞬間でした~
FwEZ1rRakAEeVvo
FvrHxYcacAARlAu
   
現在この子達(ニックネーム、マライアとキャリー)は
無事譲渡が決まりました~

本当に学習能力が図りしれない、頭の良い美人姉妹でした~

当るーむ譲渡第1号(2号も)でした
ありがとございました。
マライア譲渡2
マライア譲渡





初入室から1カ月弱が過ぎた、3月29日待望の3期生が
入室です。
今回は余命わずかな、高齢者の方が飼っている猫をどうにかしてほしい
ということでした。ここには12頭の猫がいるらしいのですが、
今回は5頭を捕獲したらしく、うちどれを引き取ってくれるか
ボランティアさんから聞かれました、内訳は生後半年の人懐っこい猫3頭
5歳の雄、14歳の雄とのこと。
 14歳は無理だろうから、北海道のボランティアさんのシェルターに移送する
予定だそうです。
  普通なら半年の若猫をチョイスすべきなのでしょうが、あえて
5歳と14歳を選択
 14歳はさすがに迷いましたが、にゃんこステイ企画をしているうちに10歳超えて
戻ってくることもあるでしょうし、いろんな世代がいたほうが選択の幅が広がる
ということで、この時点で行き場を失いかけている14歳を選択
 そして、引き受け
この猫たちのいた家は相当な汚部屋(平たく言えばごみ屋敷)らしく
まず、シャンプーしなきゃ無理って感じでした。
左側が5歳、右側が14歳です
おじさん&おじいちゃん

 5歳のほうは「懐っこいよ~」と言われ、折り畳みケージから出した瞬間
逃走!
網で捕まえ即麻酔してシャンプーどうにか汚れは落ちました。
絶対に心を許さない
頑固な、おじさんの誕生です
どこが懐っこいの~・・・。
後日本当は10歳であったことが判明
リアルおじさんでした~
DSC_0509

 そして注目の14歳

んんん・・・。
弱ってねぇ~
ていうか~14歳って、もっと艶々してるもんなんですけど~
こりゃ酷い・・・。
血液検査をしたら、異常がなかったんで、老衰モード?
歯もないし~
譲渡~~~?
いやいや看取りでしょ
おじいちゃん初日


合流しても、動けないで衰弱しそう・・・。
  あと、白い毛がこげ茶色になってたんで、体調はともかくとして
シャンプー、この子は後日もう一度シャンプーしました。
 さすがに、当日の合流諦めて1週間1階の入院ケージで
入院させてみました。

おじいちゃん初日2
  
 そしたら、めきめきと元気になってきて大型犬のような
巨大のウンコをしたんで、1週間遅れの合流
  名前~~~・・・。
グレ?いやどう見てもヨボヨボなんで
おじいちゃんでしょ
このおじいちゃん合流3日目で早くも頭角を現して
私にデレデレ
 オイオイこの1カ月これをできるものは、誰も
いなかったのにまさかのおじいちゃんが~~
DSC_0552

当るーむの癒し系猫が誕生した瞬間でした

あにまるロック診療所
保護猫るーむ
浜口 純
 

↑このページのトップヘ