譲渡が続き、バタバタした後の達成感？燃え尽き？も束の間

今度は新メンバーの合流です。　　
　新メンバー合流は２カ月ぶりなので、ワクワクです
６月に譲渡したおにいちゃん、先日譲渡したおじいちゃん＆シマ
の３頭分の補充メンバーになります。

　今回はまず１頭目「あいちゃん」をご紹介します。

２０２３年７月２４日入室　「あいちゃん」メス、８歳

とある末期癌の高齢者の方から保護された猫です。
この方の家
ワイドショーのネタになりそうなくらい
強烈な汚屋敷（ごみ屋敷ともいう）です。




元々１０数頭いたらしいのですが、あと数頭だそうです。
当るーむの猫の大多数は、ここ出身なんです。
（アビ、おじさん、カカオ、オレオ、
OBでおじいちゃん、おにいちゃん）
今までは、少なからず気を使って、
この写真は公開してきませんでしたが、
　今回の猫は多少の同情票がないと難しい子なんです

飼い主さんはこれから病院に入院して、
ここを出られるという話ですし、
猫の譲渡にプラスになればと思い、公開しました。

　飼い主はこの家で「私は猫と一緒に心中するんだ！」と主張しながら
暮らしてきたそうです。
まだ数頭いるらしいんですが、
この部屋はゴミで捕獲を仕掛けるスペースもないし、
隠れ場所がいっぱいなので、猫の確認もできない。
　何よりも、網で捕獲しようにも、
物だらけで、網を着地させるスペースがない

とりあえず、素手で捕まえられるご本人が一番可愛がっていた
慣れっこい猫をお願いされた次第です。

この状況で一銭もお金を出せない人のためにいろいろ動くことに
全く理解できないですし、そのような人が飼ってる猫がどうなろうと
知ったこっちゃないんですけど、ボランティアのゴンママさんに
強くお願いされて仕方なくお受けした次第です。
　
さて新メンバーですが、ゴンママ宅に迎えに行ったときに愕然としました。
ゴミの中にいたボロボロの猫？そして臭い！
　目はウイルス性結膜炎で片目白くなってるし、何気にロング気味のヘアー
なのですが、それがまた貧祖、体のところどころ汚染で脱毛？

まずは、人前に出せるように即麻酔かけてシャンプーです



ある程度乾かしたところで気づきました。
「ん？まだ臭い・・・。」
ここは妥協せずにもう一回シャワー室に戻り、再シャンプー。
健康状態は良好だったので、乾燥後るーむに合流
　入室後２日目の写真です
入念にシャンプーして、ふわふわに仕上げたはずなのに
フニャフニャ（ヘナヘナ）の毛並み、
長年の汚れで毛が痛んでしまってるんです。







触れるし、抱っこもできるけど・・・。微妙～
と思っていた入室６日目

何気なく触ったらなんと
素晴らしい慣れっこさ
慣れ猫不在だっただけに、まさかの救世主登場です





ただ、見た目がねぇ～～～～（困）
本人が懐っこくても触ってもらえないかも・・・。
　　そこで、考えました
触りたくなるような猫にしよう
と同時に、今までの垢を全部リセットしよう

というわけで、バリカン毛刈りを決行
サマーカット
触り心地抜群ですよ

　
　動きも軽やかになりました
＊この写真はスクリーンショットです



ポーズもしっかり決めてくれます
顔はこれからですね



この子は化けますよ～
人間大好きなスーパー癒し猫の誕生間近です
　２カ月もすれば、美しい新毛が生えそろってきます。
楽しみですね～
正直ビジュアルで勝負は厳しいですが、
「きもかわいい」「癒し猫あいちゃん」
最初あったときは譲渡なんて絶望・・・
と思ってしまいましたが、

これはワンチャンありますよ～
みなさん、「きもかわいい」あいちゃん
触りに来ませんか？無茶苦茶触り心地いいですよ～

あいちゃんをよろしくお願いします




PS：スタッフから、あいちゃんに関しては、
ブログで説明してもらってからじゃなければSNSをアップしにくい
と言われましたので、取り急ぎブログを発信しました。
YouTubeは、もうしばらくしてからの制作になりますのでご了承ください。

あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
管理人　浜口　純

８月２１日YouTube公開しました

この度は、当るーむのスーパー癒し猫
おじいちゃん（１４歳、オス）の譲渡決定に関し、
沢山の祝福ありがとうござます。
　１４歳というかなり厳しい条件の猫でも、里親になってくださる方が
いる！そして、それが遠方の方。
　　インターネットを通じて頑張って丁寧に発信してきた甲斐があったもんだ
と非常に充実した気持ちであります。
　そしてあまりにも、存在感があった子なので、結構な燃え尽き症候群かも・・・？
沢山食べて、沢山排泄する子だったんで、トイレの汚れが少ないし、餌も減りが少ない
　なかなか静かな保護猫譲渡るーむになりました。
まもなく新メンバーも合流いたしますので、それまではゆったりしようかな？
と思っています。
　　さて、今回のおじいちゃんの譲渡ですが、ＳＮＳのほうでご心配と問い合わせを
いただきました。
　　ＳＮＳのほうにも書いてありますが、あれは私は一切管理していません。
チェックは欠かさずしていますが、あそこに問い合わせていただいても、
一切のお返事はしませんのでご了承ください。
今回の譲渡に関しこの場を借りて詳しくご報告しますね。
　　今回里親になってくださった方は関東在住の方で、
２カ月前からＨＰやブログ、ＳＮＳでおじいちゃんをチェックしてくれていた
おじいちゃんのファンの方であることは前回説明しましたが、
　お電話いただいた時点で、これは本気だな～と感じる意気込みでした。
でも、一般的な譲渡活動の方たちみたいに、
何度か足を運んで面会してから、決定後こちらから譲渡契約に向かうなんてこと
してたら、遠方の方だと莫大な時間とお金がかかります。
そしてそうこうしてるうちに辞退されるかもしれません。
　そこで私は、YouTubeでPR動画をアップして確定していただこう
という手段に出ました。
　ネットで、どういう子かを理解してもらい、会って確認し、
すぐにでも決めてもらおうと思ったんです。

　それだけ、充実情報を丁寧に発信しているつもりですので。
　
また、猫の良さは会いに来るだけではわかりません
大半の猫は誰かが来ると引っ込んでしまいますので、かえって
気持ちを覚めさせてしまう場合もあるんです。

　だから、動画で普段の姿を発信することは非常に重要だと思います。
ちなみに今回はネットだけで正式譲渡にしたわけではありません。　　
　連れて行く準備をしてもらい、気に入ったら連れて行ってもらうという
方針でした。　　
　だから、ネットでみたまんまの姿に可愛さを確認してもらっての正式譲渡
です。
　今回のおじいちゃん譲渡の流れをまとめました。

譲渡１０日前
「おじいちゃん可愛くて、
ずっとネットでチェックしてきた遠方でも里親になることは可能か？」と問い合わせ

譲渡７日前
おじいちゃんのPR動画配信

譲渡５日前
電話にて「連れて行く方向で決意している」とのことで、日時を調整

譲渡３日前
血液検査で健康チェック

譲渡２日前
体力増進のために、皮下補液

そして訪問され面会
→譲渡決意
凄くスピーデイーな展開での譲渡となっていますが、
以前からおじいちゃんをネットを通じてみてきた方なので、
初対面でも十分に猫のことをわかってるはず！
だから、「一度見に来てまたお越しください」は要らない
と思ったんです。
　時間もお金も最小限で、猫の負担も軽くしたい！
これが今回の譲渡スケジュールでした。

だから、私はネットを駆使した、情報発信、本人の
体調調整をしっかりやって完璧な状態で出迎えました。
飼い主さんにとっても、
「わざわざ仙台まで新幹線で行って連れてきた子」
となれば、それだけでも愛情湧きませんか？
譲渡先のご自宅に訪問するというのが、よくあるルールらしいですが、
＜猫を３０年飼っていて、老猫を３頭看取って、わざわざ新幹線
で来てくれる方＞これだけで十分素晴らしい譲渡先です。
生活環境に関してはオンラインで見せていただきましたので、
訪問の必要はないと判断しました。
　あんな５キロもある猫を、日曜日の混雑した新幹線で運ぶ
なんて、相当な愛情がなきゃできないと思うんですよ。
　今後、いろいろご意見を受けると思いますが、
今後も当るーむのやり方で、人と猫の架け橋になっていこうと
思いますので、よろしくお願いします。
　PS：シマはスタッフの知り合いの方への譲渡なので、
スタッフが遊びに行くそうなので、お任せすることにします。
　
ちなみに、今回の２頭は特殊な事例なので訪問譲渡はしませんでしたが、
通常は訪問譲渡で正式契約になりますので、誤解のないようお願いいたします。

おじいちゃんの譲渡動画です
撮影があまり上手くいきませんでしたが、
新しい飼い主さんにベッタリの幸せ感はお伝えできると思いますのでよろしければ
ご視聴ください。
これで、おじいちゃんに関する発信は最後になります。
おじいちゃん今までありがとう


　　　

前回おじいちゃんのYouTubeを公開しましたが、
なんと７月２３日におじいちゃんの譲渡が決まりました～
　今回おじいちゃんを飼ってくれることになってくれた里親さんですが、
関東の方です。
　なんとこの猫のことを２カ月も前からブログやSNSでチェックしてくださってた
みたいで、おじいちゃんの熱烈のファンの方です。
老猫が好きで、ここのところ１８歳～２０歳の猫を立て続けに看取ってきて
老猫の魅力を凄くよく理解されており、
１４歳で高齢である点、歯がなくて消化器が
弱い点、時々投薬や缶詰食が必要な点もすべて温かく許容してくださいました。
　お話をいただいたのは、10日くらい前でしたが、
「気持ちとスケジュールが整ったら
面会に行きたい」と言われていたので、
「絶対にこのチャンスを逃すもんか！」
と私が意気込んで、本当は大分先にお送りする予定だった、
YouTube公開を早めたわけです。
やっぱ画像やショート動画じゃ伝わりにくいから決めかねますよね～。
長めの動画で動くシーンを見たら決意も固まるってもんです
　正直おじいちゃんは「自分が看取るのかなぁ～」と思っていたので
このチャンスを逃したら、もう無いと覚悟してましたので・・・。
　私自身も高齢猫好きで、
この気持ちを共有できる方が飼ってくださることは本当に幸せです

　YouTubeが最後の決め手になってくれたことも、
努力が報われ感無量です。
「会いたい」から「連れていきたい」に気持ちが変わってくれましたので、
効果覿面だったと思います。

「会いたい」「考えてみます」ではおじいちゃんは決まりません！

　ましてや遠方から来てもらうんですから、「連れていきます」にしなきゃ
絶対にダメだと思うんです。

　譲渡というのは、気持ちの勢いが決め手になることって多いですから！
「飼ってもいいかなぁ～？」では、大抵決まりません。
「この子を迎えたい」と言わせなきゃダメなんです。

検討なんかさせたら決意が鈍っていつまでたっても決まりませんから～。
特におじいちゃんのような高齢猫はね
　本当に良かったです。

旅立つときの、おじいちゃんです
このまま新幹線で関東に行きました～



スーパー癒し猫おじいちゃんの卒業です

お幸せに～

可愛かったなぁ～




そして、報告はこれだけではありません

なんと、おじいちゃんが行く前日、
見学に来てくれた方が、
「シマを迎えたい！」と言ってくれました～
7月25日の火曜日正式譲渡＆引き渡しです！

　当るーむのモデルでもあり看板猫でもあった
パーフェクトＣＡＴシマ君がいなくなるなんて～

　ちょっと動揺してしまいましたが、こんな完璧な猫
今まで決まらなかったのがおかしい訳で、
いつかこの日はやってくると覚悟していましたので、
ここは一つ笑顔で送り出していきます


人間も猫も大好き
新メンバーの猫が入ってきたら真っ先に挨拶して、
部屋を案内してあげたり、
見学者の方の方が来たら、誰より早く寄ってきて「遊ぼう」の
おねだり
本当にシマ君はこの部屋の頼もしいリーダーでした。
卒業おめでとう




これで慣れ猫ツートップがいなくなってしまいました～




この先不安です・・・。
頑張れ！ほかのメンバーたち

とくにお前(笑)



おじいちゃん＆シマの譲渡ドキュメントおよびYouTubeは
また後日お伝えいたします。
今回はいち早くご報告まで。


あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
管理人　浜口　純