新メンバーです
前回は９歳の元地域猫姉妹をご紹介いたしましたが、
今回はさらにシニア世代の１３歳
メス猫ちゃんです
名前は「ちー」ちゃん

まずは写真をどうぞ
なかなかのインパクトフェイス

　


さて、この子の経歴です
今回も一般の方からの有料依頼案件です。

高齢の飼い主さんが飼っていたのですが、施設に入らなければ
いけなくなり飼えなくなってしまい、猫の行き場がなく困っている、
という、最近最も問題視されている事例です。

　こういう場合って、訪問介護士さんが我々に問い合わせしてくる
ケースが多いのですが、大概は身寄りもなく１万円くらいなら出せるから
引き取ってほしいというものが多いです。
　
　そういう場合は、ウチは申し訳ないですが断わります。
営利組織ですので・・・。

　今回は遠距離に住んでいる娘さんがお金は自分が出すのでどうにかしてほしい
という願いで、当るーむの「ねこ再出発プログラム」を利用を
希望されることになりました。

「母が可愛がっていた子なので、どうにかどなたかに引き継いでもらいたい！」
そういう願いを込めて、猫を託されました。
　
といっても、１３歳。
かなり不利な条件かもしれません。
でも、飼い主さんが施設に入るギリギリまで愛情かけて育てられてきた猫、
どうにかしてあげたい！
　世の中には一定数、シニア猫好き層がいます！
私もどちらかというと、若い猫より、シニア猫の方が好きです！！
　運よくシニア猫好きの方にたどり着けなくても、高齢者世代の方なら
普通にイケる筈！
　仔猫シーズンの今だからこそ、先週の９歳猫を含めて、シニア猫の譲渡活動に
やる気が満ち溢れてきました～

前日まで、飼い主さんが面倒を見て、施設入りした翌日、
こちらからお迎えにあがりました。
捕獲時に飼い主さんがいなかったことは、ありがたかったです。
いたら、最後に嫌なシーンを見せることになりますからね
　
病院に戻り早速検査、シャンプー、予防実施
検査結果はオールＯＫ問題なくるーむＩＮ




メス猫なので体重も３．８キロ
小ぶりです
まだまだ緊張ＭＡＸでどんな子なのかはわかりませんが、飼い猫時代は
飼主さんと介護士さんにはスリスリしていたそうなので、期待したいです！！

最後にスタッフ作成の面白ＰＲポスターをどうぞ




さて、先週入室した9歳の２頭を含め、施設内猫（るーむ、医局、ケイスケ）
の平均年齢が一気に跳ね上がりました～
現在の猫の平均年齢は７．５歳
所属猫の半数がシニアCATです。
現在仔猫シーズン真っ只中で、「仔猫以外の猫は御呼びでない」という
状況になりがちですが、この時期になぜかシニア猫の連続入室
　でも、皆さんシニア猫も穏やかで、落ち着いていてとっても飼い易くて
良いもんですよ～
　あえて、我々はこの仔猫シーズンにシニアCATキャンペーンをしようと
思います。
　そこで、スタッフに頼んでこんなポスターを作ってみました～
下に卒業生たちの写真を勝手に載せちゃったけど、いいよね？


シニア猫
かわいいですよ～
　６５歳以上の方どうですか？
当るーむはシニア世代の方、単身者の方大歓迎
　シニア猫をお迎えして、落ち着いた雰囲気でのCATライフを送ってみませんか？
シニア猫
可愛いですよ～(^^♪


あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
浜口　純




　

当るーむの高条件CAT（高身長、高性格、高人馴れ）
安定感抜群のしまじろう君が貫禄の卒業です
　


４月３０日に入室した「しまじろう」くん
体重が６キロある割には太った感じがない。
　全体的に骨格が大きい高身長な子でした～
るーむのウオーク棚では小さくて、足がはみ出してることが多かったです


猫にも人にも優しくて本当に安定の優等生でした




来た当初はあまりにも出来すぎ君だったため、短いお付き合いで即卒業するかな？
と思っていましたが、GW以降、るーむ自体になぜかお客さんが全然来なくなり、
なんだかんだで２カ月以上も在籍。
　でも、考えようによっては、お客さんが全然来ないときでも、
ワンチャンスをものにするあたり、流石です
　とにかくいい子で、手がかからなかったので、
安心しちゃってあまり構ってあげられなかったなぁ～
　今回の里親さんですが、６０過ぎてから初めて猫を飼う方で、最初だから
馴れた成猫が欲しいというご要望で、このTHE安定感の「しまじろう」が鉄板
でした。
この子は飼い易いですよ～～
　こまち生後１１カ月→こつぶ生後９か月→ノリスケ生後４ヵ月と
ここのところ子猫に近い若猫の譲渡が続いていたので、我々も久しぶりに
正統派成猫の譲渡決定に安堵です
　それでは譲渡当日です
キャリーに入れるときは、結構抵抗しました～


くろっぽのお見送りです


どっしりイメージのしまじろうですが、移動の車内では
終始鳴き続け、到着したらおしっこ漏らしてお腹べちょべちょでした～
それでも、開放したら早速散策




今回の飼い主さんは地方の方なので、逃走対策をすごく考えてくれまして、
この日のために「しまじろう専用るーむ」を準備してくれました～
部屋を片付け、エアコン入れて、大工さんに依頼して窓に木の格子を
作ってもらってます




しばらくはこの「しまじろうるーむ」で触れ合って、
抱っこが安定してできるようになったら、他の部屋にも招待するとのことでした。
はじめて猫を飼う方ならではの慎重さ
ありがたいです
私が帰宅した後、早速お写真いただきました～


早くも自身に満ち溢れた顔になってます(笑)
流石はミスター安定感

しまじろう　１歳１０か月　オス
２０２４年４月３０日入室→２０２４年７月１４日譲渡
在籍７６日間
卒業おめでとう
そして、癒しをありがとう
あまりカマッテあげられなかったけど、これからは沢山愛情かけてもらってね～


この２頭は本当にずっと仲良しでした
入室から今まで「くろっぽ」の保護者みたいな感じで
頼れる存在でした

　



世の中仔猫の譲渡に溢れかえってるみたいですが、
成猫には成猫の魅力がある
　頼むよチャッピー姉さん、くろっぽ





他のメンバーは・・・
頑張っていこう！




あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
管理人　浜口　純

今回は話題の人気者
ロシアンケイスケのテコ入れブログです


３月２９日に当施設にやってきたロシアンケイスケ
来た当初はずっと写真のような状態でしたが、

世話を始めて6日で急に馴れ猫に変貌


あれから3か月
馴れ馴れの中でキレ芸も健在で、何故か無敵の看板猫に





私的には最高の馴れ猫で、飼い易さ抜群の従順な子なのですが、
なぜか里親さんが現れない・・・

　差し入れは沢山頂くし、お客さんからもケイスケに会いたいと
言われることは多いのですが、何故か里親希望さんには縁がありません。

なんで？
お客さんにガチキレ？、キレキレの右ストレート炸裂？、ツンデレ？

ケイスケのイメージってこんな感じのものが多いのですが、
ツンデレというより、私の印象はデレデレたまにツンなんですが・・・
　
　ここで、Xにこんな分かりやすい画像が出ていたのでご紹介します



これ、怖ろしいほどケイスケに当てはまるんです

「人間関係をランク付け」、「心開いた相手にはデレる」
つまりは私がランク最上位で、私にだけカワイイ姿を見せているんです

ケイスケにとってお客さんは部外者。つまりはランク下位なわけで、
それが、キレるということになってしまうんです
　お客さんはそんなケイスケのキレ芸をなぜか嬉しそうにするんで、
いつの日か人気者になってしまいました

　でも、本当のケイスケをなかなかわかってもらえない
そこで、日常のケイスケに朝から写真で密着したんで、
今回ご紹介いたします。

写真ダイジェストをどうぞ

ケイスケの1日
朝
ケージにコツンでご挨拶


おはよう



朝のケージの掃除
見ての通りほとんど汚れていません
でも、しっかり掃除機かけてあげないと不機嫌になるんです～


トイレもとっても上品に使ってくれるので、トイレ砂の消費がとても少ない
子です（１袋で1週間もちます）


今朝は餌残しがち・・・。
古いエサは嫌いらしいので、撤去して、きちんと食器も洗って
新しいエサを毎朝入れてあげています
食品ロス多めです


でも、捨てるのもったいないんで、私は２階の医局バアにゃんコンビ
（梅子＆桃子）に片付けてもらっています
医局組は食品ロスゼロなんです



新しいエサをセッティング完了


とりあえず、不満そうに食べます


そして、２階の猫の掃除へ
＊ケイスケの掃除を先にしないと、すねちゃうので毎朝ケイスケの掃除を
最優先にやっています

でも、この時点では彼は不満タラタラです
わざわざ２階に上がってきて「何か忘れていませんか？」という顔を
します。
ちなみにコレは医局のガラスドア越しの撮影です
ドアを開けると、勢いよく階段降りていきます！
でも、私は２階の猫たちの世話が終わるまでは下には降りませ～ん
これを２～３回繰り返します

　ちなみにケイスケは階段上り下りスピード歴代№１です



２階の猫の世話が完了し、彼の望み通り下に降りてきました～
なんで、こんなにアピールしてるかって？





コレが欲しいんです
「健康缶～」





あっという間に完食
これさえあれば、彼のハートは掴めます(笑)



ありがとうのスリスリ

そして、ケージから出したまま私は往診に出発


昼
往診から、一時帰ってきました
床スリアピールしてくれますが、構ってる暇ないのよ～
ごめんな




歩いて郵便局に行って帰ってきたら、正面のガラスドアの前で
待ってました～



「早く入れ」のアピール


ドアを開けたらお出迎え（ビクターの犬の置物のようです）
まさに忠犬

＊ちなみにこの猫、ドアの近くには来るんですが、決して外に逃げようとは
しません

薬の調合中ずっと近くにいます





夜（診察時）
こう見えて結構気を使えるようになりまして、患者さんがいるときは
ケージで大人しくしてま～す
構われるとキレますが・・・


夜（診察後）
夜の掃除タイム


夜は結構ドライフード食べてました～
絶対完食はしませんが


掃除する前で、この程度の散らかしです


それでも入念に掃除機かけます




夜は餌を補充してドライフードは完了。

やはり不満のワガママパンチを繰り出します
＊痛くない肉球パンチですよ


そして、２階の掃除が終わって
いよいよお待ちかねの時間です







至福の時らしいです


２階の医局組が、私が部屋に居ると嫌な顔するんで、最近は下で
パソコン作業をしがちなのですが、どんなに深夜になってもケイスケは
このポジションにいます

深夜１時
今晩はこのままケージから出して帰りま～す
おやすみケイスケ


以上がケイスケの日常です。

どうですか？カワイイでしょ(^^♪

すっかり私の飼い猫気分なケイスケですが、これをみて
「先生の飼い猫だから安心」なんて思った方へ
真向から否定させていただきます

　これじゃダメなんです

この猫は里親探しでここにいるんです

　私にだけ懐くなんて絶対に間違ってます

私には、常時１０頭くらいの猫のお世話があります。
１頭の猫だけ特別扱いするわけにはいかないんです。

自宅で飼えば？
自宅なんて寝に帰るだけですし、ペット不可物件です。

先に記載したように「心を開いた相手にはデレる」
ペット可物件に引っ越したとしても、飼い主が寝に帰るだけの家に居て
この猫が幸せな訳がありません。

　あと、これは譲渡や保護活動をやってる方全般に言えることなんですが、
こういう保護猫活動をしている人間が猫を飼うってことは、譲渡を諦めるって
ことになるわけです。

つまりは病気や障害をもったりして、
譲渡できないような特別な事情抱えた猫以外、飼うなんてあり得ないんですよ

　ケイスケにしても、医局の梅子・桃子にしても年齢はいってますが、
全くもって健康体です

　健康である限り、里親に適するわけですから、「絶対に諦めません」
だから、こんなに懐いているからって「先生が飼えば・・・。」
なんて士気が下がるようなことは、私には言わないでほしいです

　この猫は頭がいいです。だから序列が最上位になれば必ずベタ慣れします
今のところは希望者がこないし、極度な和猫嫌いというのもあり
看板猫というポジションで里親探しをしていますが、
絶対に幸せにしてやりたいんです
　これを見てカワイイと思った方、ケイスケをパートナーにしてみませんか？

宜しくお願いいたします。

　


あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
浜口　純