保護猫譲渡るーむは、まもなく２周年を迎えようとしています。
今まで合計９２頭（２０２５年４月１５日現在）の
猫の譲渡先を決めてきました。

　沢山の譲渡先を決めていくにあたり、
一般の方からの猫の受け入れ相談も増えてきまして、
以前から行ってきた一般の方向けの預かり里親探しサービス
「猫再出発プログラム」も常時依頼者がいらっしゃる形になりました。

　とはいえ、保護猫メンバーの大多数は、
スタート当時から、保護活動ボランティアさんと提携して、
猫の確保をしてきたのが実際です。

　保護活動をなさっている方々は、猫のことをよくご存じなので、
あえて決まりやすい子を選んで入室させてくれたりしますので、
我々の譲渡活動にとって非常に重要な存在でもありました。

　しかし、無料で入室させてきたため、
運営面に影響が出てくるという現実もありました。

　何度かお伝えしてきたように、
当るーむのスタッフはボランティアではなく（パートタイマーで
勤務）していただいております。
　そのほかにも餌代、砂代、光熱費などもかかりますし、
更には、病気が蔓延した際の医療薬剤代も発生します。

　元から黒字で運営していく予定ではなく、
プラマイゼロの運営を目標としてきましたので、
譲渡の数が多いおかげで、現状ギリギリクリア（ややマイナス）
といったところでしょうか？
　しかし、入れ替えの激しさから重大な感染症が蔓延したり、
入室前の猫の無償検査などで、スケジュールが取られ
本職に影響が出たりと、悪循環も多いです。
　でも、これだけの譲渡を決められるようになった今、
この事業を辞めるわけにはいかず、
運営を安定化させる道を考えなければなりません。
　
　そこで、今後は無償預かりを全面廃止し、
完全有料預かりでの譲渡活動に切り替える
こととしました。

　つきましては、提携ボランティアさんという括りは無くし、
有料という形でより多くの困っている方々を相手に活動をしていきます！

　猫の里親探しでお悩みの方は、有料ではありますがお気軽にご相談下さい

以下に説明をまとめています

ねこ里親探し代行

当るーむでは、以下の方からのご相談をお受けしています

 

・保護活動ボランティアさん

譲渡先が見つからずお困りの方

 

・一般の方

やむを得ない事情で飼えなくなった猫を、救ってあげたい

懐いたノラ猫に温かいお家を見つけて幸せにしてあげたい

 

諦めるのはまだ早いです！
私たちと一緒に新しい飼い主さんを探しませんか？

※注意：この活動は猫の保護ではなく、預かり譲渡活動です。
保護は行っておりませんので、ご理解ください。

料金について：

一般の方：毎月2万円（管理医療費込み）

保護活動ボランティアさん：毎月1万円（管理医療費込み）

◎メス猫の入室の際は必ず避妊手術をしてから、ご依頼ください。

＊管理医療費：
短期間の対症療法で済むような、回復可能な体調不良に対する治療です。
長期に治療が必要な場合は別途医療費を請求いたします。

これに関し、ホームページを更新いたしました
詳しくはこちらをご覧ください

保護猫譲渡るーむホームページ

猫ちゃん入室までの流れ

　
　
２０２５年４月１７日現在
るーむの在籍猫は６頭です。定員は９頭なので、
あと３頭まで入室できますご検討下さい。

最後に、一般の方から受け入れた猫再出発プログラムの卒業生をご紹介します
名前は在籍時

こっき（メス、当時２歳、在籍１７１日間）　


さとりママ（メス、当時３歳、在籍２０日間）


ノリスケ（オス、当時生後４ヵ月、在籍５日間）


ちび太（オス、当時生後４ヵ月、在籍14日間）


ちーちゃん（メス、当時13歳、在籍148日間）


ナナ（メス、当時９歳、189日間）　


マミ（メス、当時生後6か月、在籍37日間）

　
ぶーちゃん（オス、当時生後8か月、在籍7日間）


ちゃと（オス、当時生後10ヵ月、在籍35日間）


現在も3頭の一般の方から依頼の猫が在籍中
なかなか難しい子が多いのが現状ですが、期待に応えられるよう
日々奮闘中ですので、これからが勝負です！

入室ご希望の方はコチラ

あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
浜口　純
０８０－４４０５－０１９６

　　

猫かぜをこじらせて、死にかけて入院しにやってきた、かすみちゃん
なんと先日譲渡が決まり卒業たんです！
　当然、まだ紹介もしてませんでしたので、この場を借りて紹介させていただきます。


２０２５年２月２１日に保護されたこの子。
保護先でも超ビビりで、検査の時に大暴れからの屋内生活のスタートでした。
　その後、保護先から連絡があり、
「風邪が悪化して、全く食べなくてガリガリに痩せてしまった」
とのことでしたので、
３月１８日に当院に入院扱いでやってきました。
　最初は体重１．５キロ、げっそり痩せて、鼻炎と呼吸困難、目は結膜がくっ付いて
開けられない状態・・・。まさに衰弱


保護先では、言うことを聞かず暴れてしまい、全く治療させてくれなかったんだとか
とりあえず注射、点滴、ネブライザー（吸入）の毎日
　毎回写真のように猫保定袋に入れての処置でした
なかなか食べることが出来ず、衰弱が日に日に酷くなるので、
「このままでは衰弱死する」と思い、強制給餌もスタート！


太い注射器に入れたちゅーるを口に注入させる毎日
　これ、あんまりやると、ストレスでどんどん自力で食べなくなるので、
本当はあまりやりたくないのですが、死ぬよりマシ！
毎日マンツーマンで濃厚治療と給餌を繰り返しました。
　そうこうしているうちに、治療馴れしてきたのか、
捕まえてネットに入れてしまえば、大人しく作業させてくれるようになったんです
　なんだか、私と、かすみの間に、絆のようなものが芽生えてきたような





そして、入院治療を開始して１２日目
かすみちゃん自力で食餌を完食したんです



その後は、食欲も持ち直し、体重も日に日に回復
１．９キロ


かぜもかなり回復したので、広めのケージに移動




でも、ビビりは変わらず・・・。
触ろうとすると、パンチの応酬をされます。
　この先どうしよう・・・。
と思い保護主さんに相談したところ、るーむに入れて社会を
体験させては？というアドバイスをいただいたので、
るーむ研修スタート
なんか意外と良い顔してる


じゃらしボランティアさんが猫じゃらししたら、微妙に反応


ごはんもよく食べ、生活力は合格
体重も２．１キロまで回復
　でも、人が近づくとキレパンチ・・・
ゆっくりやっていこう
と思っていた矢先の２０２５年４月１０日

　たまたま来ていた見学さんが、「かすみちゃんを飼いたい！」と言ったんです

「いやいや・・・全然馴れてないですよ～」と説明していたら、
なんとこの方に気持ちよく触られてるではありませんか
　譲渡対象前でも、断る理由はない！ということで、譲渡承諾
その日のうちに迎えたい！と言われたので
その日の夜、訪問譲渡
電撃卒業





この子の伸びしろに惚れたんだとか
ありがとうございます
　
かすみ　２０２４年３月１８日入所　４月１０日卒業
＊３月１８日～４月４日は入院管理

かすみちゃん
キミ入院しにきたのかい
　いろいろよく頑張りました
お幸せに～～～

あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
浜口　純





　

２週間位前になってしまいましたが、
茶トラの「ちゃと」くんとキジ白の「ふみ」ちゃん卒業してました～



報告が遅れて申し訳ありません。

最近卒業が多くてブログが追い付きませんでした・・・

　この２頭、同じお家にペアで行ったんですが、特に接点もなく
仲良しかどうかも不明・・・？
　でも、仲が悪かったわけでもないので、どうにかなってもらいましょう
それでは振り返ります。

ふみ


保護したときに、馴れ猫すぎて、ふみふみしてたから
「ふみ」と名付けられたこの子　
るーむに入ってからは、一転して地味キャラになってしまいました・・・。
近づくと威嚇とイカ耳
いつも緊張顔


でも、猫とはうまくやってたみたいです


＊この茶トラは卒業したウォッカの方です



人間に対しては、ダメでしたが、触っても素直に応じてはいたので、
まだ怖くて警戒していた時期だったのかな？
　もう少ししたら馴れていたのかもしれませんが、その前の卒業です。

ちゃと
一般の方からの再出発プログラムで入室した、ちゃとくん。



同時期に馴れ馴れの茶トラ（ウォッカ）がいて、
最初は茶トラの慣れてない方扱いで、本人もイジケキャラでした～


でも、茶トラのオスって、慣れっこいイメージがあるから、時期に出てくる
かな？と思っていたら、案の定出てきました～
るーむ生活３週間目の姿です。



茶トラで馴れてきたら、基本人気なので、譲渡は近い！
と思っていたらその矢先に譲渡。
やっぱ茶トラは強い！


本当はもう少し馴れてほしかったですが、ある程度馴れた段階での里親決定に
なりました。

譲渡当日の様子です



２頭ともまだ馴れ方が甘いですが、これから新しい飼い主さんが頑張って馴れしてくれる
でしょう！

宜しくお願いしま～す

ふみの「ふみふみ」
一度も見れませんでしたが、里親さん宅では見せてほしいですね

ちゃと　茶トラ　２０２４年５月生まれ　オス
２０２５年２月２３日入室　２０２５年３月２９日卒業
在籍３５日間


ふみ　キジ白　２０２２年生まれ　メス
２０２５年２月１８日入室　２０２５年３月２９日卒業
在籍４０日間

あにまるロック診療所
保護猫譲渡るーむ
浜口　純