2026年2月12日、猫の譲渡を専門に行っている我々のところに、
シニア犬がやってきました。
ゆいちゃん 柴犬 13歳 メス(未避妊)
そんなゆいですが、ついに里親さんが決まり卒業したんです
今回はゆいP(私はこう呼んでました
)の
卒業ブログをお送りします

この子は、家族との折り合いがつかないため安楽死してほしい、と言われ
当院にやってきた子です。
安楽死が必要な話でもなかったので、
思い切って引き取っての里親探しをすることにしました。
事前の話では11歳と言われていたので、余裕と思って迎えましたが、
実は13歳だったんです・・・
シニア動物の里親探しに、2歳のサバ読みはキツカッタ~
それでも、会った瞬間私はこの子が大好きになりました~
澄んだ瞳でこちらを見つめ、しっぽ振って歓迎モード
咬むと言われてましたが、全く咬まない!
おやつを見せるとお座り、お手は完璧
ただ、安楽死を希望される直接の原因とされた、皮膚病が
かなり酷く、臭い
施設じゅうに獣臭が立ち込めてました


毛が全然なかったし、ガリガリに痩せてました~
(当時の体重6.7キロ)

でも、この瞳がとっても愛おしい子
そんな出会いでした

来て早々シャンプー実施
お利口さんにシャンプーさせてくれます



一回シャンプーしたくらいでは、まだまだ脂っぽいし
、臭気も消えません。
この日からこの子の無期限にわたる治療計画がスタートしました。
シャンプーは週3回、内服薬も4種類毎日投薬
結構嫌な作業だと思うのですが、本人は全てこちらに身を委ねて
くれてました
本当にエライ子なんです
この協力的な姿勢が脅威的な回復力を導いてくれまして、
治療して3週間も経つと
薄くなっていた毛がどんどん生えてきて、
痒みもかなり制限されました。


治療と同時にアレルギー検査をしたのですが、
食べものはそれほど影響なかったものの
環境(イエダニ類)が強反応を示してまして、
おそらくですが、
まめに掃除しているおかげで、イエダニフリーになったことが
この劇的な改善のポイントだったんでしょう

食物は、牛肉と卵に注意して与えました。
結局、この皮膚病は不治の病ではなく、まめに清潔を保てば管理できてた
可能性が高いです。
臭いから、同じサークルに入れっぱなしで生活し、そこがイエダニの
温床になって、アレルギーが強く出てた。まぁそんなとこでしょう。
ゆいはアレルギー以外にも、首筋~お腹にかけて脂漏性皮膚炎、更に外耳炎
もありましたが、そちらの方も薬用シャンプーと耳への投薬で管理できて
ました
さてさて、ゆいちゃんの生活スタイルですが、
オシッコウンコは散歩で完全に外スタイル
散歩は無茶苦茶大好きで、13歳とは思えない
歩行速度でグイグイ歩きます。

来た当初はウオーキングというより、競歩に近い状態になってましたが、
次第に相手に合わせて歩いてくれるようになりました
散歩の後の食餌は秒で食べ終わるほど旺盛
好き嫌いはありませんでした
人間大好きな子だったので、日中はショーウインドー、
夜は奥の入院ケージで生活

通行人に大人気で
いつの間にか有名犬になってまして、散歩してたら
「あ!ゆいちゃんだ!」なんて近所の方に言われることも
しばしば・・・
治療の方はいろいろ試して高い注射なども使いましたが、
全て効果がありまして、
どんどん艶々ピカピカの毛が生えてきました
被毛の変化を時系列でまとめました
2026年2月12日(来た時)

2026年3月11日(1カ月後)

2026年4月8日(2カ月目)

2026年5月10日(3ヵ月目)
この時点で完璧になりました~
体重も8.6㎏まで回復してます

2026年6月(4ヵ月目)
毛並み良好な黒柴に戻りました~

でも、首筋からお腹にかけては、まだ皮膚炎継続でした
このころにはシャンプーも3週間に一回程度でOKになってました

そして、7月の譲渡前
背中の毛は艶々フサフサ
この子新鮮な毛が生えてるので、抜け毛が
ほとんどありませんでした

首筋の皮膚炎もセラミド配合の薬用シャンプーで仕上げたら
回復傾向です。

最近は、できるだけ里親さんの負担にならない治療
というのを考えながら、やっていたので、
この時点で1日50円程度の
かゆみ止めの内服薬と、月一回程度のシャンプーでやりくり
できるようになってます
見ての通り皮膚病の治療はバッチリだったんですが・・・。
やっぱり、年齢がねぇ~(避妊手術してないのも)
当初は里親さんにも譲渡協力金を払ってもらおうとやってましたが、
なかなか厳しかったようでして、誰も見学者が来ない日々・・・
このままでは私の飼い犬になってしまう
と思い、6月~譲渡金完全無料としました
もう、赤字とか言ってられませんでしたので。
そして、6月28日
我々の願いが通じたのか、ゆいに見学の方がいらっしゃい
ました~
見学者さんを大喜びで出迎えて、大歓迎のゆいP
写真は撮れませんでしたが、完璧なアピールぶりで、
帰りにはワタシも行く!
とばかりに一緒についていこうとしていたのが
、印象に残っています

やはり、その場で即答という訳にはいかなかったので、見学者さん
が帰ったあとのゆいPがとっても寂しそうな顔をしていたのが、
印象的でした。

返事は2週間経っても来なかったので、
あれだけ、頑張ったんだからダメでも仕方ない
と半ばあきらめかけていた、7月下旬
「ゆいちゃんを迎えたい」とその方々から
答えをいただきました~







ついにやりました~~~

そして7月27日にゆいは無事に卒業できました
2026年8月3日
ゆいPのシャンプーの仕方を教えるため、里親さんのお家に訪問。
ゆいPの新しいお家は、写真の通り田舎です。
ここではお見せできませんが、自然豊かな平屋の古民家で、
この子にピッタリなお家でした

家の中を自由にさせてもらってたみたいで、
私を大歓迎してくれました
*動くから写真がブレて撮れてませんが・・・



犬って結構覚えてますよね~
私の顔みて
「おかげさまで、私とっても幸せだよ」と、お礼されてる気がしちゃって
ちょっとウルっとしちゃいましたね~

シャンプーも大人しくさせてくれて、おやつあげて、
私は帰りました~


幸せそうです
新しい名前は、「月(つき)」ちゃんになりました~
もうゆいPって言えないの、ちょっと寂しいかも
ゆい、13歳、柴犬
2026年2月12日入所
2026年7月27日卒業
在籍166日間
たったワンチャンスを完璧にものにしました
皮膚病治療、大雨の日の散歩、7月からは早朝でも炎天下だったので
私もこの子も散歩が大変でした
私自身、早起きが超苦手ですので、ちゃんとできるか無茶苦茶心配
でしたが、排泄できない辛さを想像すると、絶対に散歩に行かなければ
ならないという、使命感が芽生えてた今日この頃でした。
いまだに大雨や気温を気にしてしまう私です
当分はゆいPロスが続きそうです
ゆいP改め、月ちゃん
長生きするんだよ~お幸せに~
あにまるロック診療所
濱口 純

シニア犬がやってきました。
ゆいちゃん 柴犬 13歳 メス(未避妊)
そんなゆいですが、ついに里親さんが決まり卒業したんです

今回はゆいP(私はこう呼んでました
)の卒業ブログをお送りします


この子は、家族との折り合いがつかないため安楽死してほしい、と言われ
当院にやってきた子です。
安楽死が必要な話でもなかったので、
思い切って引き取っての里親探しをすることにしました。
事前の話では11歳と言われていたので、余裕と思って迎えましたが、
実は13歳だったんです・・・

シニア動物の里親探しに、2歳のサバ読みはキツカッタ~

それでも、会った瞬間私はこの子が大好きになりました~

澄んだ瞳でこちらを見つめ、しっぽ振って歓迎モード
咬むと言われてましたが、全く咬まない!
おやつを見せるとお座り、お手は完璧

ただ、安楽死を希望される直接の原因とされた、皮膚病が
かなり酷く、臭い

施設じゅうに獣臭が立ち込めてました



毛が全然なかったし、ガリガリに痩せてました~
(当時の体重6.7キロ)

でも、この瞳がとっても愛おしい子
そんな出会いでした


来て早々シャンプー実施
お利口さんにシャンプーさせてくれます



一回シャンプーしたくらいでは、まだまだ脂っぽいし
、臭気も消えません。
この日からこの子の無期限にわたる治療計画がスタートしました。
シャンプーは週3回、内服薬も4種類毎日投薬
結構嫌な作業だと思うのですが、本人は全てこちらに身を委ねて
くれてました
本当にエライ子なんです
この協力的な姿勢が脅威的な回復力を導いてくれまして、
治療して3週間も経つと
薄くなっていた毛がどんどん生えてきて、
痒みもかなり制限されました。


治療と同時にアレルギー検査をしたのですが、
食べものはそれほど影響なかったものの
環境(イエダニ類)が強反応を示してまして、
おそらくですが、
まめに掃除しているおかげで、イエダニフリーになったことが
この劇的な改善のポイントだったんでしょう


食物は、牛肉と卵に注意して与えました。
結局、この皮膚病は不治の病ではなく、まめに清潔を保てば管理できてた
可能性が高いです。
臭いから、同じサークルに入れっぱなしで生活し、そこがイエダニの
温床になって、アレルギーが強く出てた。まぁそんなとこでしょう。
ゆいはアレルギー以外にも、首筋~お腹にかけて脂漏性皮膚炎、更に外耳炎
もありましたが、そちらの方も薬用シャンプーと耳への投薬で管理できて
ました

さてさて、ゆいちゃんの生活スタイルですが、
オシッコウンコは散歩で完全に外スタイル
散歩は無茶苦茶大好きで、13歳とは思えない
歩行速度でグイグイ歩きます。

来た当初はウオーキングというより、競歩に近い状態になってましたが、
次第に相手に合わせて歩いてくれるようになりました

散歩の後の食餌は秒で食べ終わるほど旺盛

好き嫌いはありませんでした

人間大好きな子だったので、日中はショーウインドー、
夜は奥の入院ケージで生活

通行人に大人気で

いつの間にか有名犬になってまして、散歩してたら
「あ!ゆいちゃんだ!」なんて近所の方に言われることも
しばしば・・・

治療の方はいろいろ試して高い注射なども使いましたが、
全て効果がありまして、
どんどん艶々ピカピカの毛が生えてきました

被毛の変化を時系列でまとめました
2026年2月12日(来た時)

2026年3月11日(1カ月後)

2026年4月8日(2カ月目)

2026年5月10日(3ヵ月目)
この時点で完璧になりました~

体重も8.6㎏まで回復してます

2026年6月(4ヵ月目)
毛並み良好な黒柴に戻りました~


でも、首筋からお腹にかけては、まだ皮膚炎継続でした

このころにはシャンプーも3週間に一回程度でOKになってました

そして、7月の譲渡前
背中の毛は艶々フサフサ
この子新鮮な毛が生えてるので、抜け毛が
ほとんどありませんでした


首筋の皮膚炎もセラミド配合の薬用シャンプーで仕上げたら
回復傾向です。

最近は、できるだけ里親さんの負担にならない治療
というのを考えながら、やっていたので、
この時点で1日50円程度の
かゆみ止めの内服薬と、月一回程度のシャンプーでやりくり
できるようになってます

見ての通り皮膚病の治療はバッチリだったんですが・・・。
やっぱり、年齢がねぇ~(避妊手術してないのも)

当初は里親さんにも譲渡協力金を払ってもらおうとやってましたが、
なかなか厳しかったようでして、誰も見学者が来ない日々・・・

このままでは私の飼い犬になってしまう

と思い、6月~譲渡金完全無料としました

もう、赤字とか言ってられませんでしたので。
そして、6月28日
我々の願いが通じたのか、ゆいに見学の方がいらっしゃい
ました~

見学者さんを大喜びで出迎えて、大歓迎のゆいP
写真は撮れませんでしたが、完璧なアピールぶりで、
帰りにはワタシも行く!
とばかりに一緒についていこうとしていたのが
、印象に残っています

やはり、その場で即答という訳にはいかなかったので、見学者さん
が帰ったあとのゆいPがとっても寂しそうな顔をしていたのが、
印象的でした。

返事は2週間経っても来なかったので、
あれだけ、頑張ったんだからダメでも仕方ない

と半ばあきらめかけていた、7月下旬
「ゆいちゃんを迎えたい」とその方々から
答えをいただきました~







ついにやりました~~~

そして7月27日にゆいは無事に卒業できました

2026年8月3日
ゆいPのシャンプーの仕方を教えるため、里親さんのお家に訪問。
ゆいPの新しいお家は、写真の通り田舎です。
ここではお見せできませんが、自然豊かな平屋の古民家で、
この子にピッタリなお家でした


家の中を自由にさせてもらってたみたいで、
私を大歓迎してくれました
*動くから写真がブレて撮れてませんが・・・




犬って結構覚えてますよね~
私の顔みて
「おかげさまで、私とっても幸せだよ」と、お礼されてる気がしちゃって
ちょっとウルっとしちゃいましたね~


シャンプーも大人しくさせてくれて、おやつあげて、
私は帰りました~


幸せそうです

新しい名前は、「月(つき)」ちゃんになりました~
もうゆいPって言えないの、ちょっと寂しいかも

ゆい、13歳、柴犬
2026年2月12日入所
2026年7月27日卒業
在籍166日間
たったワンチャンスを完璧にものにしました

皮膚病治療、大雨の日の散歩、7月からは早朝でも炎天下だったので
私もこの子も散歩が大変でした

私自身、早起きが超苦手ですので、ちゃんとできるか無茶苦茶心配
でしたが、排泄できない辛さを想像すると、絶対に散歩に行かなければ
ならないという、使命感が芽生えてた今日この頃でした。
いまだに大雨や気温を気にしてしまう私です

当分はゆいPロスが続きそうです

ゆいP改め、月ちゃん
長生きするんだよ~お幸せに~

あにまるロック診療所
濱口 純
